HAYAMANに挑戦!石巻の中学生!

2011年09月24日(土) | ボランティア

9月18日のHAYAMAN2011に石巻からチャレンジしてくれた中学生たち。中には津波で家が流されてしまった子どももいました。本当は海はすごく怖かったけれど、仲間と一緒だったから、そしてたくさんの人が応援してくれたから、最後までチャレンジ出来ました。

5月から月に一度ボランティアバスで石巻に行っていた私と石巻でママサポーターズとして被災地のお母さんたち、子どもたちを支えて来た八木さんがある方の紹介で繋がったのは7月の事でした。同じ元保育士という事から、考え方に共通点が多く、離れていても同じ方向を向いて支援を考えて行ける仲間になりました。

そんな中、思い切って塾の生徒たちを12人このHAYAMANに連れて来る!!と決めて、資金面や周りの方の同意を得る為に奔走し、そして、何よりも子どもたち自身にチャレンジする事の意味を投げかけて来た八木さん。そんな八木さんの支援をするべく、地元、逗子葉山でたくさんの方が支援をして下さいました。宿を無料提供して下さったオーシャンファミリーの皆さん、子どもたちの食事にと、野菜や卵、パンや飲み物などを提供して下さったボランティアスタッフの皆さん、手作りのお菓子を差し入れて下さったtelacoyaのスタッフひろみちゃん、葉山の地域振興課からは地元葉山の夏みかんサイダー1ケースの差し入れも!
お金の支援も頂き、お陰さまで、子どもたちと引率の大人を含む15名の夕食、朝食、昼食まで賄う事が出来ました。
また、葉山町トライアスロン協会からは、金銭的な支援の他に、石巻の子どもたちからチビッコのレースの賞品を渡す役割などを設定して頂き、随所に心溢れる対応をして頂きました。
協会の呼びかけに布草履用に集まった古着のTシャツは172枚!その日に持って来た布草履は40足近くが完売!
本当に有り難いことでした。

実は前夜、チームリレーのメンバーが2名足りない事になり、相談していたところ、ひとりの男の子が「俺一人で出てみる!」と名乗り出ました。実はこの彼。塾の中ではそんなに目立つ方ではないとのことで八木さんがビックリ。
でも逞しく感じた瞬間でもありました。

当日、あの山は富士山?最高のお天気に恵まれました。早速海に飛び込む子どもたち。でも、レース前に生まれて初めての「クラゲ」の挨拶にビックリ!東北の海にはいないそうです。
そして、レースが始まると小学生のレースを見ながら募るのは「パドル」への不安。だってやったことないもん!!
そのうち、ひとりで全種目をするショウゴの出番が来ました。みんなが浜で見守る中、スイムをしっかりと終え、みんなの不安なパドルへ。ぐらぐらと安定しないパドルに何度も沈して。海に落ちてはまたボードに登って漕ぎ…の限りない繰り返し。あっという間に他の選手との差が開いてしまいました。でも、途中で止めたらレースは成立しない。子どもたちはシーン。パドルへの不安は絶好調に!それでも大人たちのショウゴ〜!!と浜からの声援が届いたのか、パドルの2週目あたりからコツを掴み、沈する回数がグンと減り始めました。
何とか浜に戻り、ふらふらなショウゴ。それでも容赦なく「走れ〜!!」と激が飛ぶ。でも、ランは得意!ここからは安定したしっかとした走りを見せてグングン他の選手に近づきます。エントリーした中学生の部の人数が少なかったとは言え、なんと第2位で戻って来たのでした。

これには、他の子どもたちの闘志も湧いて来ました。不安そうなオオタちゃんもパドルどうやればいいの?と聞いて来ました。説明を頷きながら真剣に聞いているうちに顔が変わって来ました。やるしかない!と腹をくくった感じ?
レースが始まると、そつなくこなす2チームだったけれど、やっぱりオオタちゃんがパドルでグーンと引き離され最下位に。どう見ても怖さでボードにしがみついている。「腕回せ〜」と叫ぶ声が聞こえるのか、腕を動かすとバランスを崩して沈。最後は両脇にライフセーバーの方たちに挟まれながら何とか戻って来ました。
ランのタクヤにバトンである水泳帽子を渡すとグングンと飛ばします。こんなに離れても絶対に追いついてやるから!という気迫が感じられました。

こうして全員完走!心に何かが刻まれたはず。と私たち大人は確信しました。
表彰式ではトライアスロン協会の計らいで、特別賞を頂きました。もう既に寒くなって来た石巻にはぴったりの大会記念トレーナー。
終わった後、いくつかの取材を受けた子どもたち。
来られるのであれば来年も来たい!もっと練習したい!という子どもたち。来年は自分たちでバイトでもしておいで!待ってるよ!と声をかけました。

そして、その後。塾での子どもたち。おとなしくて目立たなかったショウゴは、みんなからも一目置かれ、自分自身も自信を持って行動出来るようになったとか。中学3年生の彼らはこの先の自分の進路について決めかねていた子どもも多かったとのことですが、戻ってから自分のしたいこと、やりたいことが明確になった子どもが多かったそうです。そして、オオタちゃん。あんなに知らない人たちが自分たちを応援してくれた、俺たちもっと頑張らないと…と言っているそうです。
十分に、いや十二分に参加した甲斐があったね!これからもいつでも君たちのチャレンジを待っているよ!

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