本気の種

2016年03月20日(日) | 保育

IMG_3443今年も無事に卒園式が終わった。

毎年の事だけど、このとてつもない寂しさと、とてつもない喜びの入り交じったこの感じ。30年同じ。3月の匂いと共に思い出す。

毎年3月に大切な子どもたちを送り出し、4月にまた新しい大切な子どもたちを受け入れる。

それにしても、なんて尊い仕事をさせてもらっているんだろう。改めて想う。。。。

大人も子どもも本気でぶつかり、本気で考え、本気で怒って、本気で泣いて、本気で喜ぶ。

子どもの世界に本気じゃないことってあるんだろうか?

生まれてすぐの赤ちゃんは、お腹が空いたら本気で泣いて、気持ちの良い時は本気で笑って、気分が悪くなったら本気で泣いて、、、

いつから子どもたちの中に「本気」じゃないことが生まれるんだろう?

なんでも、経験から「今」が生まれる。

その人の経験値がその人を作り上げる。経験していないことを、経験した人以上に身につけるのは至難の技である。いや、それは出来ないな。

その中で、「本気」じゃない方がいいことがあると「本気」のエンジンを全開のトップギアから、3速に落とし、2速に落とし、、、とセーブすることを覚えるのだろう。

それはどんなことだろう?子どもに諦めさせることって。

基本的にトップギアで「本気」をぶっ飛ばすはずの子どもが、そうならなくなるのは。。。

そう考えていて、ふっと気づいた。

逆かな?今の子どもたちの中で「本気」で遊び倒し、「本気」で腹が減ったと感じ、「本気」で人と向かい合い、「本気」で怒り、喧嘩して、「本気」で笑い合うことが少なすぎるのではないかなか?と思えてきた。

 

それは、大人にセーブされて育つから?

 

子どもたちは、本当の「本気」を知らされないのに、大人は、子どもたちに「本気でやれ」って言う。

 

卒園に向けて、卒園児の保護者の皆さんからお手紙を頂いたり、式でもお言葉を頂いたり、謝恩会でもいろいろなお話を頂いた。

私たちが良しと信じて保育をしてきた日々に対して、客観的な言葉で教えて頂ける最高の機会。

その中に、「頑張るということは、どういうことか?そのことが出来るようになるために、本気でその方法を話し合ったり、考えたりすること、違う方法を見つけたりすることも含めて、telacoyaではやってきたはず。だから、みんなは頑張ることが出来ると思う」という子どもたちへの素敵なメッセージも頂いた。

そうだ。「本気」を伸ばして来たんだ。

今まで、いろんな例題出して、telacoyaの保育とは、、、を伝えて来たけれど、これからはシンプルにこれにしよう。

子どもが元々持っている「本気」を壊さない。「本気」の種を育てて、芽を育んで行くのが、telacoyaスタイル。

どの子にもある、違う種類の「本気の種」をちゃんと伸ばします!

「時には親以上に本気で向き合い、叱ってくれて、受け止めてくれて、、、」

「子どもと子ども、先生と子どもが本気でぶつかり合っているからこその信頼関係」

たくさんの嬉しい言葉を頂いた。

そう、本気で叱るから、いや、本気で叱ったからには、そこで傷ついた心も本気で受け止めるし、なぜ叱ったのか?何を伝えたかったのか?きちんと伝わるまで、本気で最後まで付き合う。

その覚悟があるから。

「海や山で「本気」で遊ばせるのも、先生たちの覚悟があってのことだと思います」とのお言葉もありがたかった!

保育には、覚悟が必要なんです!保護者のみなさまには、そこを信じて頂けて、本当に感謝です!!

 

私からのお祝いの言葉は、あるエピソードに変えさせて頂いた。

卒園3日前に、卒園児たちの最後の本気の話し合いが生まれたから。

思い出しても泣けてくる。

どうせ、、、とか、仕方ない、、、は、telacoyaの子どもたちの辞書にはない。

とことん話し合うから。

 

そんな君たちを見ているから、自信を持って送り出せたよ。

君たちなら、出来る。いいことも、そうでないことも「積み重ね」る大切さを知っているから。一つも無駄なことなんてないこともね。

 

今年の君たちが、後輩に残してくれたこと。

私たち、大人も子どもたちもみんなで大切にしていくね。

 

本当に卒園おめでとう!

新しい世界の扉を開けて、羽ばたいてね。

 

 

 

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