いろんな気づき

2015年12月03日(木) | 保育

月に一度のおひさまの日。

山で自分の竿のする竹を取って来てから、自分の竿を作ったのが、9月。

なぜ釣りをしたいと言い出したのか?と言うと、「浦島太郎」のお話しをtelacoya劇場で劇遊びをしたから。それも、telacoyaオリジナルバージョンで作り、「うらし またろう」という人が主役。その「またろう」が釣りをするので、そこから本当の釣りをしようということになりました。

【1回目】

まずは、釣りの道具作り。

より戻し、ゴム管、ウキ、釣り糸、釣り針をどういう仕事をするものなのかを一つ一つ説明しながら、つけていきます。(ここは大人の手も必要)そして、初回はイソメを釣具屋さんで購入して釣りに臨みました。

ウキから目を離さないこと。それだけ伝えると、みんな糸を垂らしジーーーーーーッとウキを見ています。そして、なんと次々ヒット!

釣り針から外すのは、まだ大人の仕事。ちょっぴり危険な魚もいるので、それを見極め説明します。でも、詳しい魚の名前は、帰ったら図鑑で調べよう!とみんなで模様などをよーく見て覚えて帰りました。

帰りに魚を海に逃がし、telacoyaに戻って図鑑を早速見始めました。なかなか自分の釣った魚が見つからない。諦めかけていた時、Aくんが「あった!!これだよ、この模様だった!!」と本当に根気よくページをめくった結果、見つけることが出来ました。

それは、フエダイの赤ちゃんでした。他には、ギンポ、ハオコゼ(釣った本人は毒の魚を釣った、、、と言ってました)

それぞれのページに、ポストイットで釣った人の名前と、釣った日を貼りました。何度もそのページを開いては、とても満足そうな表情のおひさまたち。

【2回目】

あれから、なかなか行けなくて、12月になってしまいました。

2回目ともなると、準備も早い。釣り針は、ブラブラしないようにちゃんと竿のトップの麻ヒモに引っ掛けて、自分のバケツ持って、ライジャケ着て磯場へ。その姿は、ベテラン釣り師たちのようです(笑)

今回は餌を購入していないよ!と言うと、さてどうするか?という話し合いがお弁当を食べながら始まりました。

B君「オレの覚えている釣具屋があるから、今からそこに行ってみよう。」

私「そこに行ってみて、無かったら?」

B君「次の店探そう」

私「お店探して、今日は終わっちゃうかもね」

A君「前に言ってたヤドカリでエサにすればいいじゃん」

C君「あーー!それいいね」

B君「その方が、すぐ釣りできるね。そうしよう」

私「なんでも買わないで出来る方法考えてみるといいよね。何にもお店のないところにいたら、どうする?」

みんな「‥‥」

私「昨日、山で見つけた木の枝と紐や蔓で弓矢作ったり、釣竿作って遊んだりしていたじゃない?あれでいけるよ(笑)」

A君「そうだ、道具も作ればいいんだ」

C君「じゃ、ご飯はどうするの?」

D君「作ればいいじゃん」

C君「そうだけど、その、、、作るものとかはどうするの?お水とか」

A君「川にあるよ。ほらカロリ(私)が火傷した時、川があってよかったじゃん」(以前に河原でお湯沸かしていて火傷しまして、ずっと言われ続けています。すみません)

C君「あーそうだったね」

B君「あーまたお湯沸かしてラーメンとか作りたいなー」

C君「いーね!」

私「じゃ、今度みんなで火を熾してお湯を沸かしてラーメンでも作る?」

A君「やろう!でも、またカロリが火傷するといけないから、バケツで水持っていくか?」

D君「海でやればいいじゃん」

A君「火傷したら海の水はダメなんじゃない?」(あくまでも、私が火傷をする前提)

B君「そうだ、しみるよ。痛いよきっと」

A君「だから、やっぱりバケツに水入れて持っていかないとだ」(やっぱり私が火傷をする前提)

C君「お水をバケツに入れて持って行ったら、こぼれちゃうよ」

B君「いいこと考えた!ホース持っていけば、こぼさないし、じゃーってカロリにかけられる」(まだ火傷することになっている)

A君「どこに水道あるんだよ!山ん中だぞ」

B君「あ、そうか、、、、あ!じゃ、バケツ空っぽで持っていけばいいじゃん。川の水があるんだから」

D君「じゃラーメンも川の水で出来る?」

私「ちゃんと沸かせば使えるかもね。調べとくよ」

みんな「すげー!じゃ、水持っていかなくてもいいってことだ。川があるとすげー!!」

私「じゃ、ちゃんとみんな火をつけてよ。どうやるか調べておいてね」

なんて話しているうちにお弁当も終わり、釣りを開始。

小学生のtelacoya LABOでのやり方の話を思い出しながら、ヤドカリを探して、石で貝を割って、エサにしました。

岩場に行く砂浜は、今日は満ちていて渡れそうにない場所もありましたが、波のリズムを良く見て、引いた時にさっと渡り、岩に登るやり方も上手。そういう姿に頼もしさを感じました。

自分で針につけて、竿を垂らすと、ヒット!

ギンポとハゼでした。

今回は、「その魚を持って帰って食べたい」という話になりました。釣った子がおうちに持って帰って食べることに。

翌日、どうやって食べたかを海ちゃん、お山ちゃんに話してくれました。

海ちゃんの中には、まず生きているヤドカリを餌にする話のところで眉毛がハの字になっている子も。

さらに、生きているお魚の調理法を聞いて、さらにハの字に(笑)そして、「かわいそう、、、」と呟く子まで。

すると、おひさまの女子Eちゃんが「かわいそうじゃないよ。そのお魚は食べたB君の体になっているだから」とすかさず言いました。

ヤドカリとお魚の命を頂いて、B君の体に入って、B君の元気な骨や血や筋肉とかになるんだね。
B君もみんなの体も、誰かの命で出来ているんだよね。

おうちで、釣った魚を食べた瞬間のB君の「美味しい」と言った顔は今までにないような表情だったそうです。

自分で作った竿で、自分でとった餌で、自分で釣った魚を食べる。

最高の経験をしたね。

すると海ちゃんたち「telacoyaの全員の分のお魚釣ってよーおひさまたちー!お願い〜」と。

「それじゃ、毎日釣らないとダメだな〜」と嬉しそうなおひさまたち。

そうすれば、「うらし またろう」に本当になれるね!笑

Powered by WordPress, WP Theme designed by sabitori works, original theme by WSC Project. ログイン