Happy Christmas(War is over)を聴きながら

2012年12月11日(火) | ボランティア, 保育

子どもたちが、楽しみな楽しみなクリスマス。あと何回寝たら?と心待ちにしています。
 
この仕事について、こうして純粋にクリスマスを楽しみにして、そして、押さえきれないくらいのワクワク感を抱える子どもたちを見ていて、毎年こちらがシアワセな気持ちになっています。「夢をみること」がどれだけシアワセなことか!!大人になると現実的になってしまうことが多いから、本当に羨ましいものですね。

でも……
クリスマスを祝えない子どもたちもいることを知って欲しいと思うのです。
夢いっぱいに目を輝かせている子どもたちに、この現実をどのように伝えるか?ワクワクしている気持ちになんだか水を差すようで……何度もクリスマスが終わって、少々興奮が冷めて来た頃に話したりしたものでした。

でも…
今日は子どもたちに話してみました。
telacoyaの子どもたちなら!今のお山ちゃんとおひさまのメンバーなら大丈夫だと信じて。
あと14回寝たらクリスマス!夜はちゃんと寝ていないとサンタさん来ないんだって!などと話す子どもたちに。。。

あのね、みんなはクリスマス本当に楽しみだね!うれしいよね。
でもね、こんなに楽しみなクリスマスが来ない子どもたちもいるんだよ。
クリスマスを楽しみに出来ない子どもたちもいるんだよ。

え?どうして?どこにいるの?

世界中に。みんなの住んでいる日本にも。
みんなが嫌いな注射あるでしょ?痛いけれど、あの注射がしてもらえなくて病気になって死んでしまう子どももいるよ。病気のまま病院でクリスマスの日になってしまう子どももいるよ。
日本でも、大きな地震で津波が来て、おうちを流されてしまった子どももいるでしょ?おうちがないんだよ?みんなだったらどおかな?

…嫌だな…

食べる物がなくて、何日もご飯が食べられない子どももいるんだよ。

…かわいそう…

すると元気娘のMちゃんが「じゃあさ〜みんなでトンカチでお家建ててあげたらいいじゃない!?」「ご飯もあげたらいいよ!」と。
「L君はトンカチ出来るじゃん!」とも。

すると年長児のL君はちょっと大人で「Mちゃん、そうだけど僕たち子どもにはお家は建てられないよ。難しいことなんだよ…」

そうだよね、現実的に家なんて子どもに建てられない。
じゃあ、出来ることって何だろう????

答えはすぐに出ないけれど、考えることが大切。誰かの為に出来ること。目の前にはいない誰かの為に。

クリスマスツリーの飾りを自分の分ともうひとつ誰かの為に作ることにしました。

きっと誰かが喜んでくれるはずです!

お家が無いなら、みんなで作ってあげたらいいじゃない?これがボランティアの原点のような気がします。その気持ちさえあれば、方法なんていくらでも探せる。その気持ちが行動への第一歩。

水を差すようなことにならなかった。

話してみて良かった…と心から思えました。
信じて良かった!

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